旅について
私の旅という概念は、マンガや音楽に影響を受けたものが多い。
旅をしている最中にも、すでに知っている作品が全く別の顔を見せる、そんな出会いもある。
彼女と初めての旅行で、普段と違う一面が見れた、そんな感じ(?)。
そんなことはさておき、「旅」という言葉を聞いて思い出すのは某マンガのこの一説。
「人生とは旅をすること
旅をするとは生きるということ」
私の今までしてきた旅は、そんな大層なものではないかもしれないけれど、旅立つ前には必ず思い出す言葉となった。
この言葉のニュアンスとは少し離れるかもしれないが、私の今までの人生において「旅」はどういったモノだっただろう。
そう学生の頃は、よく旅に出たくなった。旅と言ってもバックパックを背負って海外へ、そういうものじゃない。
「ここじゃないとこへ行こう」
そんな漠然として契機で、私は旅に出ていた。そうその時は、ふらっと隣町に行くことだって立派な「旅」だった。
「僕らが旅に出る理由なんて何一つない」
そんな歌詞を書いたアーティストもいた。曲の最初には「(理由が)だいたい100個くらいあって…」なんて歌っているのだから、その適当さがなんともいい。
そうだ、むつかしいことは考えなくたって、私にとっての「旅」なんて、そんなものでいいのだ。
それはなぜか。
なぜなら、
「旅をするとは生きるということ」なのだから。
そんな沢山の素晴らしい言葉たちに寄り添ってもらいながら、私はこれからも旅に出るのだろう。きっと。